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「手ぶら決済」

最近、金融(ファイナンス)とIT(情報技術)を組み合わせた「フィンテック」が注目を集めていますが、実は誰でも日常的に使っている買い物の「決済」にもフィンテックは着実に広がりつつあるそうで、お金やクレジットカードはもちろん、電子マネーの「おサイフケータイ」さえ必要ない「手ぶら決済」が実用化を迎えているそうです。

東京にある居酒屋では利用者はあらかじめ読み取り機で指紋を登録した上で、ある程度の現金をプリペイドとして入金しておき、あとは、支払いの時に指紋を読み取って個人を特定して残高情報から利用した分の金額を差し引くという仕組みで「手ぶら決済」が行われており、こんな指先や手のひらをかざすだけで決済できる仕組みが続々と登場しているとのことです。

飲食店以外でも導入が始まっており、開発者によると「銭湯や海水浴場など財布を持ち歩いたり、管理したりするのが面倒なところで需要が大きい」のではないかとのこと。また慣れない外国人にとって日本円でお金を払うのは難しく、時間がかかることが多く、そこで、例えば、外国人観光客の多いあるテーマパークでは最初にエントランスなどで生体認証による登録をすると、園内のレストランや土産物店での支払いが基本的に指1本で済む。来場者が数百万人にも達する大規模の施設での実験では、現在のところ問題なく進んでいるそうです。

生体認証による決済は確実に広がっているが、ただ、「自分の体に関する情報をむやみにさらしたくない」といったような心理的な壁も利用者にはあり、指紋認証については、利用者が直接触れるセンサーを不特定多数で共有するため、衛生面から抵抗のある人もいるそうで、技術はもちろん、こうした利用者目線での細かな課題を一つ一つクリアすることが普及させる上で欠かせない取り組みとなりそうとのことでした。

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